チェス クイーンの動きと価値をゼロから学ぶ基本ルール
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チェスの盤に向かうとき、盤上でひときわ華やかで頼もしく映る存在があります。チェス クイーンは縦横だけでなく斜めにも自由に駆け巡ることができる、全駒の中で群を抜いて高い機動力を誇る主戦力です。
しかし、その強力さゆえに使い方を誤ると、序盤で相手の標的になって思わぬ苦戦を強いられることもあります。まずは基本となる動きの決まりと、盤面でどのように利きを広げるのかを落ち着いて身につけていきましょう。
クイーンの動き方と八方向への機動力
図1の局面を文字で見る
白:キング h1、クイーン d4
黒:キング a8
手番:白
強調のマス:d4(注目)、a1(良い)、a4(良い)、a7(良い)、b2(良い)、b4(良い)、b6(良い)、c3(良い)、c4(良い)、c5(良い)、d1(良い)、d2(良い)、d3(良い)、d5(良い)、d6(良い)、d7(良い)、d8(良い)、e3(良い)、e4(良い)、e5(良い)、f2(良い)、f4(良い)、f6(良い)、g1(良い)、g4(良い)、g7(良い)、h4(良い)、h8(良い)
FEN:k7/8/8/8/3Q4/8/8/7K w - - 0 1
この図では、中央の d4 に置かれた駒の利きを示しています。ルークの縦横に進む動きと、ビショップの斜めに進む動きをあわせ持っており、味方や相手の駒に遮られない限り、空いているマスであれば前後左右と斜めの八方向へ何マスでもまっすぐ進めます。
進む先のマスに相手の駒があれば、そのマスに入って駒を取り、そこで足を止めます。味方の駒がいるマスには入れず、その先へ飛び越えて進むこともできません。遠く離れた敵陣へ一瞬で迫る攻撃力と、盤面の反対側にある自陣を守る守備力の両方を兼ね備えています。
対局開始時の初期配置では、白のクイーンは d1 の白マスに、黒の駒は d8 の黒マスに置かれます。「白は白マス、黒は黒マス」というように、自分の色と同じ色のマスへ置くと覚えると間違いがありません。開始直後は前方にポーンが並んでいるためすぐには動けませんが、中央のポーンを進めて道を開くことで、広い盤面へ素早く進出できるようになります。

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覚えた手筋は、盤の上で試すと身に付きます。AI は端末の中で考えるので、電波が無い場所でも最後まで対局できます。
6種類の駒の価値とクイーンの重要度
チェスにはキング、クイーン、ルーク、ビショップ、ナイト、ポーンという6種類の駒が存在します。それぞれの駒には働きに応じた目安としての点数(駒の価値)が割り振られており、戦況を判断する大切な指標になります。
| 駒の名前 | 個数(片側) | 価値の目安(点数) | 動きの特徴 |
|---|---|---|---|
| ポーン | 8 | 1点 | 前方に1マス進み、斜め前の駒を取る |
| ナイト | 2 | 3点 | L字形に跳び、他の駒を飛び越える |
| ビショップ | 2 | 3点 | 斜め方向へ何マスでも進める |
| ルーク | 2 | 5点 | 縦と横の直線へ何マスでも進める |
| クイーン | 1 | 9点 | 縦・横・斜めの八方向へ何マスでも進める |
| キング | 1 | 無限(勝敗そのもの) | 周囲の全方向へ1マスだけ進める |
表のように、ポーンを1点としたとき、クイーンの価値は実に9点に相当します。ルーク1個(5点)とマイナーピースと呼ばれるビショップやナイト1個(3点)を合わせた戦力よりも高く評価されます。
そのため、相手のクイーンを安全に取ることができれば勝勢に近づき、逆に自分のクイーンを無駄に失うと敗色が一気に濃くなります。価値が高いからこそ、相手の安い駒による攻撃を常に警戒し、慎重に扱う必要があります。
初心者が覚えておきたい実戦のコツと詰みの形

図2の局面を文字で見る
白:キング e1、クイーン f7、ルーク a1・h1、ビショップ c4・c1、ナイト b1・g1、ポーン e4・a2・b2・c2・d2・f2・g2・h2
黒:キング e8、クイーン d8、ルーク a8・h8、ビショップ c8・f8、ナイト c6・f6、ポーン a7・b7・c7・d7・g7・h7・e5
手番:黒
強調のマス:f7(注目)、c4(良い)、e8(良い)
FEN:r1bqkb1r/pppp1Qpp/2n2n2/4p3/2B1P3/8/PPPP1PPP/RNB1K1NR b KQkq - 0 4
この図では、白のクイーンが f7 に飛び込み、e8 にいる黒のキングを直接攻めてチェックメイト(詰み)に討ち取った場面を示しています。
クイーンは c4 にある白のビショップによって守られているため、黒のキングはクイーンを取ることができません。また、キング自身の逃げ場もすべて塞がれています。このように他の駒と協力して相手陣の弱点を突くことが、クイーンの決定力を生かす要点です。
実戦で初心者が最も陥りやすい失敗は、序盤から単独でクイーンを前線へ突撃させてしまうことです。強力な駒だからと早めに出撃させると、相手はナイトやポーンを自然に展開しながらクイーンを脅かしてきます。クイーンが逃げ回っている間に相手だけが陣形を整えてしまい、主導権を奪われる展開になりがちです。
序盤はポーンで中央を支え、ナイトやビショップを先に育ててから、中盤以降に満を持してクイーンを活動させるのが安定した戦い方です。こうした駒の動かし方や連携の感覚をじっくり磨きたいときは、スマートフォンで手軽に対局できる「チェス 皇帝ナポレオン 盤上のワーテルロー」を活用してみるのも良い練習になります。
終盤戦に入って盤上の駒が減ってくると、クイーンの広範囲な利きはさらに輝きを増します。また、歩兵であるポーンが敵陣の最奥列(白なら8段目、黒なら1段目)まで到達すると別の駒へ昇格(プロモーション)できますが、そのほとんどで最も強いクイーンが選ばれます。クイーンの働きを理解し、大切に導くことが勝利への確実な一歩となります。
よくある質問
クイーンは他の駒を飛び越えて移動できますか?
飛び越えることはできません。クイーンは八方向へ何マスでも進めますが、途中に味方や相手の駒がある場合はその先へ進めず、相手の駒がいるマスで止まって取る形になります。
ポーンが成るとき、盤上にクイーンがいてもクイーンにできますか?
すでに盤上にクイーンが残っていても選べます。昇格の選択肢に盤上の駒数は関係ないため、実戦で2個以上のクイーンを同時に持つこともルールの範囲内です。
序盤ですぐにクイーンを動かすのは良くないのですか?
あまりおすすめできません。早い段階で前に出すと、相手のナイトやポーンに攻撃されて逃げる手数を取られ、相手陣の展開を助けてしまうことが多いためです。
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